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写真美術館で先週土曜から始まったらしい。 入場料も500円だし、写真美術館の地下の小さめの会場なのであまり期待しないで行ってみたけども、個人的にはなかなか興味深かった。 特に「覗きからくり」というか、アニメのマルチプレーンの原型のような模型を実際に見れた事が良かった。19世紀後半頃のモノらしい。 以前から写真美術館が所蔵してるというのは知っていたけども実際に見る機会は初めて。何回か展示してたらしいんですが。 いい資料がないか検索したらAmazonで売ってたよ! ヴェルサイユの庭園-のぞきからくり絵本 同様のもので強調遠近法を使った模型もあってそれも面白い。 個人的にもう一点興味深かったのが、20世紀初頭、映画黎明期の映像を紹介するところで、このころ既に高速度撮影が行われていたこと。 シャボン玉が割れる瞬間、弾丸を発射する瞬間、弾丸が木に命中する瞬間が粗いモノクロながらスローモーションで撮影されてるのは驚きでした。 だいたいの人物の映像はサイレント風のチョコマカした動きなんだけども、一部スローモーションで動く映像があって非常に新鮮でした。 細かいところではゾーエトロープを手に取って見られるテーブルや、 一見ゴチャゴチャしたオブジェのように見えるものが、1方向から光を当てると、舞浜辺りにお住まいの「ハハッ☆」な人の影になるというものがあったりしました。 09年2月15日までだそうです。 #
by yoshihide-ohkubo
| 2008-12-23 23:08
| アート
ホートンのBlu-rayを見ててちょっと考えてしまった事が有るので久々に更新。
だいたい自分はカートゥーンものをみるときは吹き替えで見る事にしてる。 字幕があっても、絵が文字で隠れるのが好きじゃないのでほとんど字幕では見ない。 今回気分を変えてホートンの一部を字幕なしで原語で見てみた。 この前のエントリーでも書いたようにホートンのCGはこれまでにないくらいキャラクターの顔の表現が誇張されてる。ちゃんと英語を発音してるように見せるため、たった1秒の間にオチョボ口から大口まで目まぐるしく変化する。本来CGでここまで形を大きく変化させるのは、モデルの構造が破綻しやすくて非常に難しいのだけれども、それをサラッとクリアしてその上魅力ある表情を作り出している。 まぁCGは置くとしても、とにかくアチラのアニメーションは音と口の形を合わせるリップシンクをものすごく重視している。映画に限らずどんなに安っぽくて枚数の少ないアニメーションでも口の形は発音に合わせるように作ってある。 ところで、ホートンには日本のアニメをパロディにした2Dアニメーションのシーンがある。突然どうしたのかと思うけども、遊びゴコロを感じるシーンではある。 実はココ、吹き替えでは全く分からないけれども、原語で見るとこのシーン「だけ」リップシンクが完全にはずれている。あれほど執拗にこだわっていたリップシンクをここだけまったく無視して動かしていて、ほかのシーンを見慣れるとちょっとした違和感を感じるところだ。自分が思うに、これはきっと欧米人が日本のアニメを見るとき常に感じているのと同じモノなんではなかろうか。 欧米人が日本のアニメを見るとき、こだわりのある人以外はだいたい吹き替えで見ると思われる。もともとの言葉が違うのでリップシンクはしなくて当然なんだけれども、さらに加えて日本人は口と音のタイミングさえ合っていれば発音と口の形にはほとんどこだわらないために、口の開け閉めだけの動きになる。 日本人には自然に見える口も、英語に置き換わったとたん、現地の人には全くしゃべっているように見えない。そういう違和感がAnimeには常についてまわっているのだというのをこのシーンで実感させられる。 ホートンのスタッフに悪意があったわけではないと思うが、やはりリップシンクさせると「アニメ」らしくみえないんだろうか。 顔の表情を見る時、日本人は目に注目して、欧米人は口に注目する傾向があるというのをどこかで読んだ。AAの顔文字にもそれが現れてるんだそうな。 (^_^) と :-) ね。おなじ笑うにしても向こうの人は口が笑っている方がそれらしく見えるらしい。そんな記事もあわせて思い出した。文化的な違いについて考えさせられるシーンだった。 こういう文化的な違いについてもう一つ感じてる事があるけどもそれはまたいつか。 #
by yoshihide-ohkubo
| 2008-11-30 22:40
| カートゥーン
ジェフ・スミスの「ボーン」 日本語版が3巻以降出ないので英語版買っちゃおうかと思ってる 安彦良和のガンダム愛蔵版 1巻だけ持ってる。終わる頃には何巻になるんだろう。 本棚が大変なのでスペースの見通しが立つまで保留中。カラー原稿のために持つ価値はあると思ってる。 本当はワールド・イズ・マイン も見てみたいけど、やっぱりスペース的につらいので見送り中 そういえば関係ないけどヨドバシカメラのガンプラ売り場はほとんどゲームの「上海」状態ですね。 #
by yoshihide-ohkubo
| 2008-09-04 00:59
「ホートン ふしぎな世界のダレダーレ」を観に行ってまいりました。
見終わって思い返すごとに、いやー良かったなぁという感じが増してきました。 まずはキャラクターたちがほんとうに魅力的なのがよかった。 とにかくその表情の豊かさは見事の一言。線画で描いたときのような表情のゆがみを完全に3Dで表現してる。1,2年程前にこの映画の最初のスチールが出たときは本当に度肝を抜かれたというか、ここまで柔らかなマンガ調にできるもんなのかと思った。しかも劇中ではそれがクルクルと変わる。 性格まで含めた魅力としては原作者の力ももちろんあるんだろうが、脚本や絵に落とす段階でも存分に愛情が注がれているのが伝わって来る。 前半はそれらのキャラクターが生み出すささいな騒動や世界観が非常にたのしい。 ホートンの仕草や行動はご機嫌なときも必死なときも見てるだけで楽しいし、ホコリの中の国ではほとんど視認しきれないぐらい多くのおかしな生活が画面を埋め尽くしている感じ。 後半ではこの作品のテーマ性がかなりの直球で投げかけられる。ホコリの中の住人たちが一斉に外に向かってアピールするくだりがあるのだが、ここはおもわず応援したるなるような出来映え。実際劇場で声を上げていた子もいた。同じBlueSkyStudio制作の"ロボッツ"のラストをちょっと思い出した。 そういった盛り上がりをネガティブな方で支えるモンスターペアレント風のカンガルー母がいるのだが、このキャラのしつこさが若干腑に落ちないところはある。 でもそれ以外は自分としては満点あげていいのではと思う。 とにかくビジュアルが楽しいので今回はパンフレットも買いです。 残念なのは映画の外でプロモーションが非常に弱いこと。一応全国公開だけれども若干マイナーなシネコンが多い感じ。 8月まで持つんでしょうか? 早めに観に行く事をお薦めします。 p.s.原作者がこの話を作るきっかけにした日本人がいるそうですが、そこら辺のアピールがうるさい方もいるかも。でも見終わった後はそんなの吹っ飛びます。 さらにその影響か、日本アニメ風のシーンも出てくるけど、どっちかといえばカートゥーンネットワークでやってる「アニメ風カートゥーン」に見えた。 #
by yoshihide-ohkubo
| 2008-07-12 21:36
| カートゥーン
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