<   2008年 11月 ( 1 )   > この月の画像一覧

ホートンの"Anime"シーン

ホートンのBlu-rayを見ててちょっと考えてしまった事が有るので久々に更新。

だいたい自分はカートゥーンものをみるときは吹き替えで見る事にしてる。
字幕があっても、絵が文字で隠れるのが好きじゃないのでほとんど字幕では見ない。
今回気分を変えてホートンの一部を字幕なしで原語で見てみた。
この前のエントリーでも書いたようにホートンのCGはこれまでにないくらいキャラクターの顔の表現が誇張されてる。ちゃんと英語を発音してるように見せるため、たった1秒の間にオチョボ口から大口まで目まぐるしく変化する。本来CGでここまで形を大きく変化させるのは、モデルの構造が破綻しやすくて非常に難しいのだけれども、それをサラッとクリアしてその上魅力ある表情を作り出している。
まぁCGは置くとしても、とにかくアチラのアニメーションは音と口の形を合わせるリップシンクをものすごく重視している。映画に限らずどんなに安っぽくて枚数の少ないアニメーションでも口の形は発音に合わせるように作ってある。

ところで、ホートンには日本のアニメをパロディにした2Dアニメーションのシーンがある。突然どうしたのかと思うけども、遊びゴコロを感じるシーンではある。
実はココ、吹き替えでは全く分からないけれども、原語で見るとこのシーン「だけ」リップシンクが完全にはずれている。あれほど執拗にこだわっていたリップシンクをここだけまったく無視して動かしていて、ほかのシーンを見慣れるとちょっとした違和感を感じるところだ。自分が思うに、これはきっと欧米人が日本のアニメを見るとき常に感じているのと同じモノなんではなかろうか。
欧米人が日本のアニメを見るとき、こだわりのある人以外はだいたい吹き替えで見ると思われる。もともとの言葉が違うのでリップシンクはしなくて当然なんだけれども、さらに加えて日本人は口と音のタイミングさえ合っていれば発音と口の形にはほとんどこだわらないために、口の開け閉めだけの動きになる。
日本人には自然に見える口も、英語に置き換わったとたん、現地の人には全くしゃべっているように見えない。そういう違和感がAnimeには常についてまわっているのだというのをこのシーンで実感させられる。
ホートンのスタッフに悪意があったわけではないと思うが、やはりリップシンクさせると「アニメ」らしくみえないんだろうか。




顔の表情を見る時、日本人は目に注目して、欧米人は口に注目する傾向があるというのをどこかで読んだ。AAの顔文字にもそれが現れてるんだそうな。
(^_^) と :-) ね。おなじ笑うにしても向こうの人は口が笑っている方がそれらしく見えるらしい。そんな記事もあわせて思い出した。文化的な違いについて考えさせられるシーンだった。

こういう文化的な違いについてもう一つ感じてる事があるけどもそれはまたいつか。



[PR]
by yoshihide-ohkubo | 2008-11-30 22:40 | カートゥーン