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リトル・レッド:絵のショボさに油断してはいけない

ひさびさにカートゥーンでエントリーを起こせる事をうれしく思う。
アニメを観ても今一ピンと来なかったりネガティブな事しか出てこない場合はエントリを起こさないようにしているんだが、これは違った。

正直モデリング、アニメーション、エフェクトなど映像のクォリティについて言えばショボイの一言。劇場公開レベルとはいえず、テレビのCGアニメのレベル。
事前の予告から聞こえてくる話にしても、「童話を現代風にアレンジ」といえばおおかたシュレックを思い出すだろうし、そういうものと判断されても不思議は無い。
紹介されるストーリーにしても、「森中のお菓子のレシピが盗まれた」といわれてもピンと来ない。
レシピが何だというんだろう。
これについては、お菓子店のレシピが盗まれる事で独自の味が出せなくなり、店を閉めるところが相次いでシャッター通りみたいになっていくという描写があり、観ればそれなりに説得力がある。
映画はこのレシピ泥棒の犯人を巡るミステリーになっている。
予告CMで赤ずきんをドタバタにしたようなシーンがあるが、この映画ではそこに至るまでの過程を、赤ずきん、オオカミ、木こり、おばあちゃんそれぞれ別の視点で描いていく。
ここでなかなか考えられてるのが、ただのニギヤカシかと思うシーンでもあとでちゃんと理由が描かれるという事。
赤ずきんのレッドにしても、この手の主人公にありがちな冒険や未知への憧れがあって、その点が後半のドラマに生きてくるのが良かった。この点が、後半に出て来るブッ飛んだ設定をそれだけで終わらせない形になっている。

正直今回は見に行くのがすごくタルかった。全米で1位を取ったとは言えシュレックの例があるし、また安直なパロディや下品なギャグを見せられるのかと思っていた。
まぁそれでも一応何か違うものがあるんだろうから話題になったんだと思って見に行ったら予想以上によく出来た話で、タルーい気分は吹っ飛んでしまいました。
パロディは(結構でかいのが)あったけどこのシナリオならば許せる範囲。下品なギャグはあったかどうかすら覚えてない。

本当に惜しいのは主人公のレッドが可愛くないというより表情が読めない。目線が泳いでる。
あの顔でも表情の付け方次第ではなんとか可愛くする事は出来ると思うけど終止眠そうな表情だったのが辛すぎ。ポスターみたいにパッチリ開いてればまだ見られたのに。

予算が無いと映像はこうなる。けれどもシナリオが良ければここまで面白くなるという非常に希有な作品だった。ほんと、ドリームワークスに爪のアカでも飲ませたいわ。
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by yoshihide-ohkubo | 2007-10-06 22:08 | カートゥーン

スイスイ!フィジー!

このブログで自分が関わった仕事の報告をしたいと思っても、ここ3〜4年いろいろな事情で紹介できなかったりしたんですが、ここ1年ほどやっていたプロジェクトが放送される事になりました。

『スイスイ!フィジー!』
2007年10月4日(木)から NHK教育テレビで
毎週木曜と金曜 朝7:15〜7:25
1話約5分で、1日2話ずつ 週4話放送です
「メイシーちゃん」の原作者による、さかなのキャラクターを主人公にした作品です。

ツールは3DCGなんですが、絵本そのままにするため2Dです。
自分は各キャラクターのセットアップ(動く仕組み付け)と、基本の泳ぎモーション、
あと本編のアニメーション付けを何話かやっています。
キャラクターが何もしてないときは基本モーションで泳ぎ続けてるわけですが、
自分の担当でないシーンでも見覚えのある動きをしてるのは非常に不思議な感じです。
表現が2Dなので見せ方をごまかせる部分もあれば、どう動かすかだいぶ悩まされるところもありました。

早起きして気が向いたときはちょこっとチャンネル回してやってくださいm(__)m

ZAKZAKの報道記事
公式サイトhttp://www.fizi.jp
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by yoshihide-ohkubo | 2007-10-03 01:58 | 3DCG