アメリカ物語 ファイベル こころの宝物をさがして… を観た

先日トゥーンディズニーでアメリカ物語3が放送されてました。2作目で原形をとどめない程の世界観の変更があったのと、ビデオのみリリースの作品ということで正直今まで観る必要なしと思ってきたんですが、まぁこの機会に観てみることにしました。
冒頭のミュージカルシーンがよくあるフニャけた内容で、正直目も当てられない…と思ってたんですが、本題に入るにつれてまぁまぁ見れる内容に。ときどき思い出したように挿入されるミュージカルシーンがあいかわらずムリヤリなんですが、そこを除けばシナリオも作画も予想外に頑張った印象で好感を持ちました。
主人公ファイベルとマウスコビッツ一家は2作目で西部に移住したことになって、その後の暮らしを描いたTVシリーズも作られたハズなんですが、3作目の舞台はマンハッタン。一体どうしたのかとおもったら
2作目とTVシリーズは
全てファイベルの夢だった

というターミネーター3みたいな切ない設定になってました。

ということで設定上は1作目とほぼ直結する形になっていて、兄貴分のトニー・トッポーニが再登場したのと、ゲストっぽい感じで1作目のキャラが顔出ししたりします。
ストーリーはやや込み入っていて、前半はインディアンの地図を巡る冒険談、後半はパパとトニーが働くチーズ工場の悪徳オーナーが労働者の反乱をそらすために陰謀を巡らしたあげく騒動に発展して行くという展開。
19世紀当時のN.Y.の風俗を点描する感じも1作目を踏襲しており、史実についてはウソっぽくならないようにしている様子がみられる。ファイベルのパパが玄関の表札のようなモノを撫でる描写があったりするけども、ユダヤの人の風習なのかな?
キャラの作画も極力1作目に近づけようという努力は感じる。もちろんドン・ブルースには到底及ばないんですが、アニメーションを東京ムービー新社が担当していて、わりあい手堅い作画になってます。タイニートゥーンやアニマニアックスの出来のいい回のような印象。
 2作目とTVシリーズの失敗を取り返そうという努力が端々にみえるものの、予算の限界、演出の限界も同時にみえてきて、全体的な印象はプラスマイナス0に若干プラスしたぐらいでしょうか。

しきりに頭に浮かぶ言葉は「遅すぎた」。
このシリーズの軌道修正をするには時間が経ち過ぎていた。
自分がこの作品を知るのも遅すぎた。

ちなみに次回作の「アメリカ物語 ファイベル ナイトモンスターを追え!」も2月にトゥーンディズニーで放送予定。


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by yoshihide-ohkubo | 2009-01-21 00:58 | カートゥーン


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