BLACKSAD-黒猫の男-買いました

気になってしょうがないので先日会社の帰りに買ってきました。

元はフランスのバンド・デ・シネ。作者は作画、シナリオともにスペインの人。話の舞台はニューヨークという、何とも国際的な背景を持ってます。
ハードボイルドというのはほとんど知らない自分でも、典型的なタイプなんだろうなぁと思うぐらいハードボイルドした内容。
それでもって人物は全て動物。
シッポが無いところが興味深い。
でも女性(特に美人の場合)はほとんど人間タイプ。例外が掃除にくるネズミのおばさん。
割とこういうのは宮崎駿のホームズを始めとしてたまに見かけるんですが、ありそうでなかったのがこういうタイプのハードボイルドなんでしょうか。あるいはここまでのクォリティで出たものがなかったのかもしれないです。

かつての恋人が死体で発見されたことをきっかけに、独自に犯人探しに乗り出す探偵、というのがあらすじ。

殺伐とした内容ながら、動物キャラだけに楽しく読めてしまう。とにかくそのキャラたちの表情、しぐさの「人間性」がすこぶる楽しい。
主人公のBlackSadもそうだけど、登場する男たちのカッコイイこと。
キーになるトカゲさんに至っては、もうほとんど原作版仮面ライダーのコブラ男みたいだw。
そこら辺から特撮ヒーローのバックステージものを擬人化動物でやるっていう話もいいかも、などという妄想までしてしまったり。ふだんは絵本みたいな動物キャラなのに撮影のときだけミサイルだのハサミだのメカくっつけて「グァー!!」とかいって。ヒーローに殴られ蹴られ、爆破シーンでホントに死にそうになったりして。楽屋に戻ったら「最近こんな仕事ばっかり…」とか落ち込んだりして。
んなこたぁどうでもいいんですがw。

そのトカゲさんが逃げ込むところがまた爬虫類だらけなのもイイ。
さっき言ったネズミのおばさんは少しドン・ブルースがはいってるかも。
ニムの秘密やディズニーのロビンフッドなどの世界観を極限までシリアスに持って行った内容と言えると思います。




さいごまで楽しめたのですが、振り返ってみると特に依頼者はいないし、ブラックサッドの私怨を晴らしたようなストーリーだともいえます。
ラスボスが序盤にテレビだの広告だので顔を出すような伏線があるともうすこし納得しやすいかも。でもそれだとすぐ犯人って分かっちゃうか。
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by yoshihide-ohkubo | 2005-09-14 23:58 | カートゥーン


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