立体視CGパノラマを作ってみた

前の記事3Dに見えるパノラマ画像について考えてみるから色々考えたり試したりしたことで、3Dパノラマ(3Dは紛らわしいので以下立体視パノラマ)といっても普通の立体視の写真とほとんど変わりないのでは?という気がしてきました。

極端な話、明治時代の立体写真をKolorEyesに入れてSide by SideでOculusRiftで見ても、単に上下左右の継ぎ目があるだけで立体に見えることは見えるんじゃないでしょうか?

あと、これまた極端ですが前の記事の図解をわかりやすくしてみました
仮に左視点で以下のように四角形が取り囲んでいる場合、
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右視点のパノラマの世界は以下のようにカメラを中心に同心円状に歪んでいると考えることができそうです。
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ただ、現状の3Dソフトでこんなレンダリングができるソフトは無いので、
カメラからの奥行きをグレースケールに置き換えた画像を作って、その画像の明るさによってピクセルを左右にシフトさせる方法なら簡単に視差のある画像を作れそうです。
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それでいろいろやってみた結果がこちら。
http://www.vrideo.com/watch/8ZMlPc4
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残念ながら 2015年5月現在ではiOSには対応してないようです。Andoroidなどで楽しむか、PCからChromeブラウザで再生できます。また、ダウンロードボタンも有効になってますのでローカルに落としてKolor Eyesでたのしめます。

巨大な岩がせり出してくるような感じを強調した視差調整にしてみました。

以下Lightwave3DとApple Motion5での制作のためのメモ

Lightwave3D
パノラマレンダリングの時はAdvanced Camera のCylinderプロジェクションを使いますが
横の画角が360°のとき、縦の画角を求める時は

縦の画角 = 画像の幅 ÷ 画像の高さ × 180°

縦横比が1:1の時は 横360° 縦180°
縦横比が1:2の時は 横360° 縦360°
HD 16:9の時は  横360° 縦320°
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バッファエクスポートで出てくるDepthBufferではカメラの前方向の奥行きしか出してくれない
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そこで、マテリアルのnode editで"spot info"ノードのdistanceをグラデーションに出力してカメラからの距離をグレースケールに置き換えます。
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Apple Motion5
グレースケールの値によって画像をシフトさせるのに使ったのはこちら
フィルター/ ディストーション/ バンプマッピング
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他にもレベル調整などを使ってピクセルのシフト幅(視差)を調整しています。
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ピクセルをシフトさせると画面の端もずれるので、その分画像を繰り返す必要があります
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横に2倍スケールをかけて、その分タイリングを横にかけてアスペクトを戻します。
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最初、繰り返しの目的で絵を単純に横3つ並べたものを使おうとしたところ、素材ごとに大きさが違うとバンプマッピングの位置がおかしくなる現象が起こったのでその方法は止めました。
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今回のMotion5プロジェクトを静止画状態ですがグーグルドライブにアップしてみました。
参考になれば幸いです
https://goo.gl/Hf0fjO
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by yoshihide-ohkubo | 2015-05-22 00:00 | パノラマ


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